ピート・ピーターソン : 先進技術トレーニング パート1

ピート・ピーターソン: 先進技術トレーニング パート1

http://dwcges.blog.fc2.com/さんより転載

David Wilcock: ピート・ピーターソンをお迎えしてます。今日は何が若い頃の彼に影響を与えて、後に信じられないような科学的知識を得させることになったかを掘り下げていきたいと思います。
D4-1-2.jpg どんな話題をふっても、ピートはいつも驚くほど技術的に詳細を語ってくれるように思います。それはほとんどの人々がこれまで話してきたことを超越した、ずっと先を行くお話です。

ではピート、再び番組にようこそ。

Pete Peterson: どうもありがとう。

David: 過去に私たちはあなたの仕事について話してきました。それは機密レベルが高く、区分化されたプログラムであったようです。そして政府によって運営されていて、あなたはそれをホワイト・スター・ランチと呼んでいました。

さらにあなたの話では、彼らはあなたをとても先進的で長期に渡る教育プログラムを通じて、緩く監督するだけだったと言います。

Pete: その通り。

David: またカメラが回っていないところであなたから聞いたことですが、あなたは超がつくほどの有名人とも一緒に働く機会があったそうですね。この教育課程、もとい教育促進プログラムを通じて。

Pete: もちろん。

David: ではまず、あなたが一緒に仕事をしてきた有名人たちの中で、初期の頃の人の名前を挙げてもらえますか?それを聞いて、私たちがその情報を検証して裏付けが取れるような人が良いです。

Pete: まあ、何人かは秘教科学の分野とか数学などの世界ではとてもよく知られた人々だね。
D4-1-4.jpg ビジネスの世界で有名な人々もいたが・・・彼らの実像は一般に知られている姿とは違っていたね。どう違うのかは、これから話を進めていくうちに説明するよ。

David: オーケー。

Pete: 彼らの何人かは今日それぞれの分野で有名になった人物だ。そして当時はみな駆け出しだった。私が一緒に共同研究を進めたうちの何人かは、このプログラムの研究生仲間でもあったんだ。

そしてホワイト・スター・ランチというのは調整役みたいなものさ。このプログラムはとても機密レベルが高くてね・・・実際には誰が上で指揮しているのか全く知ることはできなかった。誰が運営しているのか。それはホワイト・スター・ランチではなかったんだよ。

すべてのホワイト・スター・ランチはただ書類の事務処理や、蔵書の管理や記帳、研究生の送り迎えをするためだけに置かれていたんだ。

そして私は、次はどこどこへ行って研究するように、とか、次は誰それと一緒に研究をするように、などと指示を受けていたんだが、彼らはただ封筒を渡しているだけのような感じだったよ。

だから彼らはあまり・・・これは最高機密のプログラムだったからね。とても区分化されていたんだ。

David: あなたは当初からそれが最高機密だと気づいていたんですか?

Pete: 知っていたとも・・・私の最初のブリーフィングのせいでその後数年間私は恐怖に震えていたよ。

David: 本当に?ブリーフィングでどんな怖いことを言われたんです?

Pete: まあ、私が口を開いて何か秘密を口にしたら、即刻クビされるという事実だよ・・・永久に!それははっきり言われたな。

そして時々そうして退場させられていく人々がいたよ。プログラムにいたはずの誰かがある日を境に姿を消し、そのプログラムでも他のプログラムでもその後一切姿を見かけなくなった。

David: むむ。

Pete: それでだね・・・ほら、湾岸戦争の頃にF-117が一般に紹介されただろう。ステルス攻撃機の。

それでみんな「おー、すごい!」となって。彼らは我々にあんな進歩したものがあるなんて知らなかった。

「なんて素晴らしい航空機だ。驚くべき性能だ。」とかなんとか。

ああいったもののほとんどは、それまで20年間タンスの肥やしになっていたものなんだ。

David: ええ。

Pete: ははは(笑)。つまりあれは・・・とても古い物だったんだよ。それでも誰も聞いたことすらなかったんだ。

David: さて、ピート・・・政府が隠し事をしているなんて信じないという人々のために、私がよく使う例の一つが、マンハッタン計画なんです。

Pete: おー、もちろん。

David: 13万人もの人々が何年にも渡って働いていたことは、公文書に記録されています。そのほとんどが、自分が何のための仕事をしているのかすらわかっていなかったのです。実際に原爆が投下されるまで。場合によっては、原爆が落とされた後でさえです。

Pete: そう。

David: だからこれも脅迫による力が働いていたことなのでしょう。何が行われているか誰かに言えば、命を失うことになると恐れていたのです。

Pete: ああ、私もとても親しかった姉や両親にも話せなかったよ。

David: でもあなたがこれから教えてくれる名前は基本的に有名人なんですよね。それか少なくとも・・・

Pete: 時代が変わったからね。彼らの多くはすでに亡くなっているよ。

彼らの本当の功績はわずかしか世に出ていないが、それでも彼らはとても有名になった。

David: まあでも、あなたも大変だったんじゃないですか?そういった世間一般に知られた超有名人と一緒に働いていたのに、そのことを一言も口にできなかったなんて。

Pete: ま、それが苦にならなかったから私は選ばれたのかもな。それに関しては何てこともなかった。それよりも彼らが有名人だと知ることの方が大変だったよ。

もちろん、友達くらいいたが・・・当時の私は誰もが認めるオタクだったからね。ほら、世間知らずの完全なオタクさ。

David: ええ。

Pete: だから女性に料理を作ること以外の役割があることすら知らないような、そんな感じだった。

私はとにかく科学に興味があって、科学に関することをしている時間が大好きだった。そして私は才能あふれる科学者たちと接触する機会を得たわけだ。

私は有能な科学者たちと研究所に配属された。そこで私が学んだことは決して・・・今でも他では学ぶことができないようなことばかりだよ。

David: さあ、では始めましょう。誰かあなたが一緒に研究を進めた人の名前を教えてくれますか?

Pete: では、一番古いところから始めるかな。私が最初に接点を持ったのが、私の師匠の一人でもあるエドウィン・ランド、ポラロイド社の社長だ。

David: ふむ。

Pete: 覚えているよ。私がそこへ行った時・・・私は当時13歳で、そこへはダグラス DC-6機で行ったんだ。それでどれだけ昔のことか分かるだろう。

David: はは(笑)。ええ。

Pete: 当時はあれが旅客輸送では最も近代的なものだった。

そして私が飛行機から降りると、彼が言ったんだ。「もしポラロイド・カメラなんぞの話を期待しているなら、飛行機に戻って家に帰りなさい。」と。

David: ははは(笑)。

Pete: 彼はそれを恥じていたんだ。なぜならあれは彼の本当の専門分野ではなかったからね。ポラロイド・カメラは、彼がもっととても新しいものを作ろうとしていた時にできた副産物なんだよ。

彼の本当の専門分野は、人間の視覚と、人間が実際にどうやって物を見ているかということだ。

そして私は彼が言った最初の教訓を覚えているよ。彼はこう言った。「さて、最初のレッスンだ。人間は目で見ているのではないぞ。」と。

それで私は考えたよ。「まあ、そうか。目の他にも光を感知する器官があると聞いたことがあるぞ。でもなんで目の話がそんなに大事なのかわからないな。」

それで後で判明したのが、我々は確かに目で見てはいるが、それは最初だけで、それから脳がその信号をいわゆる我々が「見る」ものに変換している、ということだったのさ。

例えば2.5メートル先の壁を見る時・・・ものを見るために体の中で最も感度に優れ、最も小さい組織が棒(杆体)の先だな。目の中には杆体細胞と錐体細胞があって、この杆体の先が・・・

David: 網膜の中ですね。ええ。

Pete: ・・・針の先くらいに小さいわけだ。そして彼は言った。「さて、その直径を測って、目のレンズ(水晶体)の倍率からそれを逆算してみると、2.5メートル先の壁に見える最小の物体は6ミリくらいになる。するとゴキブリではなく、テントウムシとか、それくらいの大きさの物体だ。」

David: ふむ。

Pete: そして私は壁を見ると、アリが這っているのが見えたわけだ。どうしてテントウムシより小さいアリが見えるのか?

そして彼はこう言う。「まさにそれこそがここで我々が話すべき本題だ。」

「君が見ているのは壁を這っているアリではない。本当に見ているのは、過去に何度か見たアリの記憶であって、それを今壁に見えたものとつなぎ合わせてアリだと解釈しているんだ。脳はただアリを物体として見ているだけではなく、どれだけの速さで動くか・・・どんな動きをするかということを見ているのだ。」と。

だからそういった情報がすべていったん脳でつなぎ合わされて、それから脳から返答がきて「あー、壁に見えた物体を思い出した。あれはアリだ。」と思うわけだ。

David: ふむ。

Pete: そしてそれ以降、脳の中でそれはアリとして見えるようになる。それと同じ動きをするものはアリだと脳が認識するようになる。

David: マヤ人にはコンキスタドール(征服者)の船がやってくるのが見えなかったという伝説がありますが、このことも関係しているのでしょうか?

Pete: 学習されるんだ。全ての視覚は学習によって得られるんだよ。

新しい世界と出会う。新しい世界を知って、何かを見る。すると、A.物事が違って見えるようになる。B.それまで見えなかったものが見えるようになる。

それはまるで・・・私は海兵隊にいた時たくさんの講習で教官をした。たくさんのコンバットサバイバル(戦場でのサバイバル)技術の講義をしたんだ。それは普通のサバイバルとは大きく異なるよ。

最初に兵士たちがくると・・・眼前には大きな谷があるんだ。谷の手前から我々は見ていて、このカリフォルニアのキャンプペンドルトン海兵隊基地では、谷の向こう側はジャングルのようになっている。

だから眼下には谷が広がっていて、谷を上った向こう側まで見渡せるわけだ。

そこでこう言われるんだ。「さて、向こう側の森の中に人影は見えるか?茂みの中や地面に。」

ほら、戦場訓練だからね。敵が隠れていないかわからないと。

David: ええ。敵の痕跡を見つけようとするんですよね。

Pete: ああ、それで見つけようとするのさ。知りたいのは、あそこに狙撃手がいる、こちらには真っ黒な迷彩服を来たやつが隠れている。という風にとても具体的に特定するんだ。

これが実地訓練の初日だとどうか。

向こうを見ても、何も見えないんだ。するとそこで上級曹長か1等軍曹が歩み出てきて、大声で「気をつけ~~~~~い!」と言うんだ。

するとそこら中、谷の向こう側の森のあちらこちらから人が出てくる。

David: ははは(笑)。

Pete: それでみんながどこにいたのか気づくのさ。でもその前は何も見えなかったんだ。

そういった講習が終わる頃には、もうそこへ行って見れば「あそこに狙撃手がいる。あそこに拳銃を持った男がいる。あそこには手榴弾を持ったやつがいる。あそこには・・・」と言えるようになる。すべて見えるようになるのさ。

David: ふむ。

Pete: なぜなら、一度見たことがもう頭の中に記録されているからだ。何が潜んでいるのか。一人一人が立ち上がって動きを見せたことによって。

David: あなたは以前私に、ギリースーツと呼ばれるものについて話してくれたと思うのですが。あれも使われていたんですか?

Pete: そこで我々が研究していたものの一つがギリースーツさ。あれはスコットランドが起源だ。かなり昔からある。

最初は魚網を使っていたんだ。服の上から魚網をまとって、例えば安全ピンでとめて。それか何でもそこらにあるものを使ってさ。ボタンとか・・・

David: オーケー。

Pete: トグルとか。そういったもので留めるんだ。様々な色の縫い糸や織り糸をたれ下げて、そこに植物の枝葉を縫い付けてだな。

David: ええ。

Pete: するとほら、木や幹の一部になったかのように見せることができるわけだ。現実に垂直なものはスーツにも垂直につける。水平なものはスーツにも水平に。

そうして木の枝やらなにやらをくっつけておく。すると突然、何も知らない者の脳にはその人間の姿が映らなくなるんだ。なぜなら周囲の景色とすべて同じ形状やサイズや傾向を持っているからだね。

David: さて、それでエドウィン・ランドは、人間は本当は目で物を見ているのではなく、ある種の記憶の連想によって、以前に気づいたものをたどり寄せていると言っていたのですね。

Pete: だからその人間の脳のフィルターを通して物を見ているということさ。

David: なるほど。

Pete: 目はセンサー(感知器)で・・・物体の一定の部分や色を拾い上げる。

目の一部は色を感知し、また一部は黒と白を感知する。その部分は日が沈むにつれてますます働きを増して、日が昇るにつれて感覚を弱め、機能を減退させる。

David: それを聞いて私が何を思い出したかわかります?本当に可笑しいんですよ。

インターネット上のあるビデオのことです。それを見る前に、こう説明されます。「バスケットボールを見て、白を着た人たちが何回パスを交わすか数えて下さい。」

そしてバスケットボールが回されるのを注意深く観察します。私自身もやりました。そして全然見えていなかったのが、ゴリラの着ぐるみを着た人がとてもゆっくり歩いて、そのシーンに入ってくることです。そのゴリラが見えていなかったんです。

でも巻き戻して見ると、「なんてこった!こんな所にゴリラがいるじゃないか!」みたいな。

Pete: これは・・・忍者の研究にも大いに通じることだね。古武術とか忍術といった。

例えば、君がその場にいる人々を一度も見ていなければ、その人々からも君は見えていないんだ。多くの人々には、君の姿は見えていない・・・だから通りで人にぶつかることがあるんだよ。そして誰かにぶつかったことに大変驚くんだ。

なぜそうなるかと言えば、彼らは君を見ていなかったからだ。

David: ふむ。

Pete: もしくは着ていた服の模様のせいか。

David: それでは・・・きっと多くの人が思っているであろうことを言います。もし仮に幻覚性のドラッグを服用した時・・・私たちの誰かがやったことがあると言っているわけでないですよ。ただあくまで仮説として私が聞いた話では、幻覚性の麻薬をやると、周辺視野が普通とは違う働き方をするようです。

本当はそこにないものが見え始めます。とても奇妙な体験をしますよね。

Pete: まあ一方では、そこにあって前には見えていなかった物が見えることもあるわな。

David: ええ。だからこれも・・・幻覚なども・・・必ずしも全てが幻とは限らないのでは。

Pete: 幻覚も我々の生活の一部だよ。

David: ふむ。

Pete: そして我々はこういったスキル(技能)を磨いて発達させることができる。とてもうまいカムフラージュ(迷彩)を見破るスキルのようにな。

うまい迷彩でも軍で通用するのは4~5年の間だけだ。4~5年前くらいにはマルチカムと呼ばれる迷彩もなかった。

今ではもうマルチカムも旧式になりつつあるが、私はあのオリーブ色と茶色の模様が一番だと思うね。あれなら脳が何でも好きなように解釈できるからな。

狭い帯域に絞って、それが見えるように、あるいは見えないように目を訓練するのと違って、あれはとても広い帯域を持たせて、目がそれを好きなものに解釈できるようにしてあるんだよ。

なおかつ、実際のものとは違うものに認識するように作ってある。

David: さて、せっかくこのエピソードでは名前を出しているので、もう少しだけエドウィン・ランドのことについて話しましょう・・・彼とのトレーニングはどんな性質のものだったんですか?

彼はあなたに教えてくれたんですよね。脳が見ているのは・・・

Pete: 目的は私を訓練することさ。このグループにおける私のトレーニングの最終目標は、私がどんな問題を持ち込まれても、解決策を思いつけるようになることなんだ。

David: ふむ。

Pete: だから私がトレーニングを受けたのは、電子工学に、光学に、言語学に、力学に、物理学に、まだまだたくさんあるよ。何でもかじっている何でも屋だな。極めたものも2、3はあるかな。

David: ふむ。

Pete: そしてとても役に立つ経験だったよ。我々が研究していないことは世に山とあるんだ。

例えば、ジェームズ・クラーク・マクスウェルがいる。電磁気学の父だ。

電磁気学を学んでいて私が気づいたことは、マクスウェルは私たちが研究所使っているような現代的な機器を使わずに、電磁気学の理論を思いついたということさ。それは電磁気的視覚、テレビから何まで全ての基礎になっているし、全てのラジオや電磁気的コミュニケーションなどの基礎でもある。

私はイギリスにある彼の研究所に通っていたんだ。彼らはマクスウェルの書いた全てのノートやら何やら・・・ほら、当時は電子コミュニケーション手段はなかったからね・・・ノートとか手紙とかそういったもの全てを保管していたんだ。

彼らは世界中を飛び回ってこれら全てを集めたんだ。

そこで私が知ったのは、マクスウェルが思いついた地球を揺るがすような発見のうち、たった10パーセントほどしか世に出されていないということさ。

David: ええ、私も何年も前に、オリヴァー・ヘヴィサイドの研究をしていて、彼の語る様々な独自の数学的表現に出くわしました。それこそマクスウェルが思いついた「四元数」と呼ばれるもので、それを煮詰めていくと4つの形に表されます。そしてマクスウェルは、私たちがやっている電磁気学の応用において必要なことのほとんどが、この4つの数値で片づけられることを発見していたんです。それなのに私たちはなぜそこに他の余計なものを持ち込んで台無しにしようとするんでしょう?
D4-1-5.jpg

Pete: その通り。それに多くのことが実用化されていないんだよ。彼の発見の一つ一つが電磁気や電磁放射線と同じくらい人類にとって重要な発明だったんだ。それなのにこれまでに何一つ実用化されようとしていない。

まあ、彼はあまりに多くの発見ができてしまっただけで、当時は時代が追いつかずに放って置かれたんだろうな。「おー、これで遠くの人と話ができるようになったぞ。今度は・・・」と興奮していた時代だ。

そんなわけで・・・彼の研究所にはたくさんのものが残されていたよ。だから私は新しいゼロックスを買って、それがすり減るくらいコピーをとったな(笑)。それに本も山のようにどこかに保管してある。倉庫の中でカビてボロボロになっていなければな。立ち戻ってじっくり読み返してみたいところだが、生活に忙しくて一度もできていないな。

David: では、あなたに与えられたこの多くの学問領域に渡る教育には、今あなたが言ったように、あなたを究極の便利屋にして、彼らが直面するどんな不可解な問題でも解決できる人間にする目的があったということですね。

Pete: まあ、そのうちの一人さ。私のような道をたどった人間は何人もいるからね。おそらく君らが知っているところでは・・・パトリック・フラナガン(Patrick Flanagan)が同じトレーニング・グループにいたよ。そして・・・

David: 1970年代にとても有名になった、ピラミッド・パワーの本を書いた人ですね。

Pete: そうだ。

David: ええ。

Pete: 彼がソルトレイクに来た時に、一度食事をしたのを覚えているよ。

私が彼がしていた何かについて質問したら、彼はこう言っていた。「人は真実なんて知りたくないのさ。みんなくだらない、彼らにとって刺激的なことかそうでなければ馴染みのあることにしか興味が無いんだ。」

だから彼は研究所でも、それはそれは本当に素晴らしい業績を残していたよ。しかしそれは滅多に表に出ることはなかった。なぜならそれがどれほど素晴らしいものか、分かるだけの教養を持った人間がいなかったからだ。そして彼の理論は当時の科学を完全にくつがえすものだった。

David: ではあなたが与えられていた教育は、とても普通とは違っていて、異端だったようですね。

Pete: まあ・・・私は一定期間その先生について研修するんだ。普通は6ヶ月とかそれくらい、その分野で。それからその分野の実地の仕事をする期間がまたしばらくある。

David: オーケー。

Pete: するとまた別の所に回される。だからここに3つの研究が進行していたら、1つ目が終わったら2つ目、それから今度は3つ目と異動していくんだ。すると経験値も上がり、さらに実践的な・・・現場の知識も身につく。

私もそうやって賢くなっていって、後に自分で実験を考案するようになった。

David: 他にも誰か調べがつきそうな人で、あなたが一緒に研究をした人を例に挙げてもらえますか?

Pete: 非常に有名な人がいるよ。でも残念なことに彼は出てきたタイミングが悪かった。私たちはエドと呼んでいたが、本名はイーワート・ボールドウィンだ(Ewart Baldwin)。

そして彼は最初のトランジスタを設計した男だよ。それからそれが当時彼の先生だったバーディーンとブラッテンと・・・もう一人の名前を以前は覚えていたんだが・・・彼らの手柄にされてしまった。

エドは最初の半導体会社の創業メンバーだ。それが確か・・・

David: 収録前にあなたはナショナル・セミコンダクター社だと言っていました。

Pete: ナショナル・セミコンダクター。それに彼は・・・順序は定かではないが、ヒューズ・セミコンダクター(※ヒューズ・エアクラフトの半導体部門)とリーム・セミコンダクター、R、H、E、E、Mも設立している。

David: オーケー。

Pete: 他にもいくつか。そして彼には2人の右腕となる科学者がいて、この期間ずっと彼と一緒に働いていたんだ。

彼が歳をとるにつれて、その2人が独立して会社を起こした。その会社が開発して有名になったのが・・・彼らは「ダム端末」と呼ばれる装置を開発していたんだ。

初期のコンピューターはキー・スイッチで入力していた。スイッチのON・OFFで「11001011」と設定して「enter」を押す、というようなことをしばらくの間やっていた。

それからコンピューターだと自己認識するコンピューターができて、基本的なオペレーティングシステムの概念ができた。

それから今度はダム端末を使ってコンピューターをプログラムしたり、電話回線を使ってダム端末から遠隔操作したりできるようになったというわけだ。

「a」と押すとダム端末のスクリーンに「a」と表示される。「b」と押すと「b」とスクリーンに出る。

そこで「Return」を押すと、ダム端末が「a」と「b」をコンピューター(※インテリジェント端末)に送り、スクリーンからは消える。それからコンピューターからダム端末に何か送り返される。

80年代半ばまではみんなそうやっていたんだ。IBMパソコンと呼んでいてな。

ダム端末があって、それを受けるコンピューターが別個にあって。そしてDOSと呼ばれる言語でプログラムしていた。ディスク・オペレーティングシステムというやつだ。それはデータを受け取って、ディスクに記憶し、またディスクからデータを出して、プロセス(処理)する。

David: ええ、私も90年代の初めに会社で働いていたことがあって、LAN端末を使わなくてはいけなかったんです・・・

Pete: そう。

David: ・・・LANとは「ローカル・エリア・ネットワーク」です。全て頭脳中枢の中央コンピューターにつながっていて、手元のダム端末には何のコンピューターも入っていなかったんです。

Pete: そう。

David: そしてとてつもなく鈍(ノロ)かったです。

Pete: それにとてつもなく大きかった。

David: ええ。

Pete: だから・・・このエド・ボールドウィンの右腕だった2人が設立したのがインテルという会社なんだ。そして彼らは個々の構成部品に一つでまとめて取って代わるチップを開発した。

ダム端末の中を見てみれば分かるが、今の普通のデスクトップ・コンピューターの10倍のチップが使われていたんだ。

そして彼らがやったことと言えば、何を入力するか、そして出力されたものがちゃんと読み込めるように、論理的に順序立てて配置することだ。

David: ではエド・ボールドウィンは実際にはあなたに何を教えてくれたんですか?一緒に研究をしていたんですよね。

Pete: まあ、彼もまた、ランドが「カメラの話はやめよう。視覚について話そう。」と言ったのと同じだったさ。

エド・ボールドウィンはこう言った。「量子物理学の話をしよう。」

David: 本当に?

Pete: 彼の得意分野は量子物理学だったんだ。彼はそれに大きな変革をもたらしたんだ。そして誰にもそのことは話していない。私には話した。とても正しくて魅力的な情報を・・・

David: なぜ彼は誰にも言いたくなかったんでしょう?

Pete: まあ、今の時代と同じ理由だな。何かを口にするやいなや、どこかの誰か自分より頭のいい奴とか、資金力のある奴が出てきて、アイデアをかっさらっていってしまうんだ。そしてこちらが考えるより早く、特許をおさえてしまう。

David: ふむ。

Pete: それか政府だな・・・政府はすべての特許申請に目を通しているから、最初に好きなものを選べる。

そして私が知る限り、政府はそのあたりはフェアにやってきたよ。発明者に連絡して取引を持ちかけたり、もはや秘密でなくなった時には権利を返したりとかな。それにちゃんと発明に対する対価は、ふさわしい金額が支払われるだろう。

David: 私が知りたいのは、エド・ボールドウィンが量子物理学について、従来とは違う何を発見したかです。彼の考えのどこがそんなにユニークだったんですか?

Pete: ああ、彼は理論構築の仕方が少し違っていた。それによって劇的にその可能性が拡大したんだ。

どんな分野でも何かを知って学んでいくと、アノマリー(異常)に気づく。彼はそれを解決していったんだ。あのアノマリーは何なのか?と。

まあ、量子物理学には500個はアノマリーがあったかもしれない。そして彼は・・・半導体の理論にも精通していたからね。だから量子物理学の視点からだけなく、半導体の理論からもそれを検討できる人だったんだ。

だから彼にはこういうことが言えた。「これはぜひ調べてみたいな。これを利用すればそのエネルギーで物体の熱を上げることも下げることもできる。だから物を冷やすことができるぞ。」

科学ではいつも何かを熱したり、冷やしたりしようとするものだ。例えば自動車にも、ラジエーターやオイルクーラーがある。細管に一定容量のオイルが入っていて、その間を流れる空気でエンジンを冷やしたりとかな。

そして彼は半導体についてとても不思議なことをいくつか発見したんだ。例えば空孔理論を用いたものだ。普通の原子マトリックスや分子マトリックスの中に穴を作って、電子や陽子の代わりにその穴を動かすんだ。

後々になって私は電子や陽子は理論上多くのことを可能にしてくれる・・・とても役に立つ良いものだと気づくようになったが、現実にはほとんど生かされてきていないな。

David: さて、そこに一言付け加えさせて下さい。量子物理学についてはあなたと以前も話したことがありますが、私も自分でかなり研究してきた分野です。量子レベルで起きていることとして、人々がほとんど当たり前の前提のように思っていることがあります。例えば、ある一定の要素が決まった色の光を放つ。つまりこれらの特定の光線、いわゆる「黒体放射」が放たれているということに基づいて、人々は仮説を立てているわけです。

もしくは「亜原子粒子」と呼んでもいいです。それをとても高圧のガスや液体に満たされたガラス箱に放射します。するとガラス箱の中でくねった曲線を描きます。そしてその道すじの螺旋を計算するとてもとてもよくできた方程式が作られています。

それでもまだ誰も実際に何があるのか見たことがある人はいません。何がどうなっているのか実際に分かったという人はいないと思います。

あなたも同意見ですか?

Pete: まさしく。

David: オーケー。

Pete: ほら、こういうことさ。これをやる、そしてこの結果を得る。また別のことをやる、そしてまた別の結果を得る。

そしてまたこれをやると、同じ結果が得られた。

そうやってすべてを組み合わせて、仮説を構成する。そしてその仮説をテストしてみる。するととてもうまくいくことが判明した。ということさ。

David: 彼の量子力学における新解釈で、どんな凄いことができるようになったんですか?

Pete: まあ、その一つだが、私たちは中古のゼロックス・コピー機を持ってきてね・・・これは後になって私たちが再会して、いくつか協力者として仕事をした、30年とか40年後のことだ。

David: オーケー。

Pete: 彼は人生の晩年を迎えようとしていた。しかし彼はとても良いアイデアを持っていたんだ。

私たちはゼロックス・コピー機を持ってきて、それで絶縁シートにフォトセルをワット単価25セントでプリントできる機器に作り変えたんだ。

David: ふーむ!

Pete: 私たちはそれで特別な電池、あるいは蓄電装置を作った。まあ、電池と呼ぼう。本当は少し違うものだったんだが、蓄電できたので電池と呼ぼう。

それは太陽電池にするにはとてもとても良いものだった。

それから私たちはもっとより良い太陽電池の作り方を学んだんだ。だから今では、リン酸鉄リチウムイオン電池で太陽エネルギーを電気エネルギーに25、6%の効率で変換できるものまである。

実際に製造されるまでには常に10年とか、6、7年の間が空いてしまう。ほら、ひとまず現実に人に見せることができる物理的なものと、実際に家庭で使用できるものとの間に。

David: では明らかに実用的な使いみちがあったということですね。

Pete: とても実践的に応用できた。そして彼は3、4年前に亡くなったよ。

David: 本当に良いお話が聞けました。もっと続きますよ。ではありがとう、ピート。お越しいただいて。視聴者のみなさんもありがとうございます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です