フルフォードレポート【日本語版】2025.4.7
トランプ関税とアメリカ帝国の崩壊
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≪2025/04/07 VOL793≫
先週2日、アメリカのトランプ大統領が経済緊急事態宣言を発令し、世界の
多くの国々に対して「大規模な関税を発動する」と発表した。
しかし現実問題として、近年のアメリカの貿易赤字はだいたい年間1兆ドル。
それに対して中国は年間で約1兆ドルの貿易黒字を生み出している。その分、年々 アメリカの国力は下がり、一方で中国の国力が上がっていく。しかも、アメリカの対世界貿易赤字は今に始まったことではない。1976年に始まり、以後49年の間ずっと続いているのだ。
その結果、アメリカは既に倒産状態。そのうえ、50年近く続いた産業空洞化
を是正するのには かなりの年月がかかる。今さら世界に高い関税をかけても、アメリカの産業が復活するまで「倒産(デフォルト)宣言」を回避し続けることは不可能だ。
【 トランプ関税 】
昨年、アメリカは年間で3兆3000億ドル分の製品を輸入し、これは単純計算
で1世帯あたり2万5000ドル以上に相当する。これに対して、すべての国に
対する関税率が平均29%で変動した場合、トランプ政権は約1兆ドルの収入
(輸入関税)を得ることになるという。
しかし 一般的にそのコストは商品価格に転嫁されるため、輸入品を購入する
一般市民にとっては増税にあたる。そのため、これまでと同じ生活水準を維持しようとするならば、年間で1世帯あたり7300ドル(約110万円)も支出が



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