フルフォードレポート【日本語版】2023.3.6 クレディ・スイスの危機的状況とG20外相会合の決裂

フルフォードレポート【日本語版】2023.3.6

クレディ・スイスの危機的状況とG20外相会合の決裂
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≪2023/03/06 VOL693≫

近頃、大手銀行クレディ・スイスでは顧客資金の流出が加速し、取り付け騒ぎの様相を呈している。これにより「欧米金融機関の連鎖倒産」が発生する可能性は一気に高まった。また、この欧米の危機を目前にして先週インドで開かれたG20外相会合では珍しく共同声明の採択が見送られている。その会合にG20諸国の中で唯一、日本は外相を送らなかったわけだが、その事にも何か意味があるのかもしれない。いずれにせよ、これらがアメリカの倒産劇を大きく動かす要因となるのか否か、当面の見どころである。

 

【 クレディ・スイス 】

まず、2月9日にクレディ・スイスは「2022年の決算で72億9300万スイスフラン(約1兆円)の赤字を計上した」と発表している。さらには株価の暴落も続き、それに不審を抱いた顧客たちが2月だけで計1200億ドルもの預金を引き出す事態となっている。

https://www.finews.com/news/english-news/56078-credit-suisse-share-price

そのうえクレディ・スイスは「銀行に5000万ドル以上を預けている超富裕層」の顧客データを外部に漏洩、そのデータには個人の社会保障番号(日本でいうマイナンバー)、雇用情報、連絡先…等々が含まれていたという。
記事によると、その知らせを受けた顧客の1人は「私の名義で住宅ローンを

 

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