ファーストアセンショナーへの道 仏弟子の方法論その3 諸感覚を制限してみる〜戒の実践〜

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ファーストアセンショナーへの道 仏弟子の方法論その3 諸感覚を制限してみる〜戒の実践〜

イシュター・アンタレス著「意識の量子飛躍11:11アンタリオン転換」によると、イベント後にまずアセンションのファーストウェーブが起きるとされます。このアセンションのファーストウェーブを起こすにはアセンションへの準備が整っている1,000〜2,000人のボランティアが必要とされます。

当然、自らの内に大量のネガティブエネルギーを抱えている状況では波動が重過ぎ、ファーストアセンションは困難です。自らの内のネガティブエネルギーを一掃し、光の存在としての準備が整っている必要があります。

ブッダは自らの内のネガティブエネルギー(煩悩)を一掃して悟りを得た存在(アセンデッドマスター)に至る方法を見出し、アセンデッドマスターとなりました。そして、悟りに至る道を体系化してその方法論を仏弟子たちに伝えました。

本連載では、ファーストアセンショナーを目指すみなさんに、ミャンマーの仏弟子ウ・ジョーティカ氏が記述した悟りに至る方法を紹介し、皆さんの内のネガティブエネルギーを一掃するお手伝いをしたいと思います。

第三回のテーマはまずは諸感覚を制限してみる〜戒の実践〜です。以下に、ウ・ジョーティカ氏の文章を引用します。

もう一つ重要なことは、諸感覚を制限するということです。私たちはたくさん見て、とてもたくさん聞きます。だから、自身を制限してください。テレビを見たり本を読んだりは、必要な時だけするようにして、そこに制限を設けるようにしてください。もし私たちが日常生活に制限を設けなかったら、瞑想するために十分な時間とエネルギーを持つことができないでしょう。心の浮つきを避けるために、諸感覚は制限するように努めましょう。
(ウ・ジョーティカ著、魚川祐司訳「自由への旅「マインドフル瞑想」実践講義」新潮社の29ページより抜粋して引用)

仏弟子の方々は悟りを得たいと、煩悩まみれの苦しみから脱却したいとブッダの教えの門を叩いた方々です。彼らはまず戒律を守るところから仏弟子としての生活をスタートします。

つまり、仏弟子となる前に普通に行ってきた日常生活の諸要素に色々な制限をかけていくわけです。そして、その結果自分の心にどのような変化が現れてくるのかを観察していくわけです。

ですから、自分の心を絶えず観察する訓練はずっと続けていかなければならないのですよ!これは毎日少しずつでも良いのでやっていってください。そして、だんだんその時間が長くなるように努力していってください。これは基本中の基本です。

そういった状況で自分の日常生活に制限を加えていくとどうなるか?

そうすると、今まで気づかなかったあることに気づきます。自分の心の中にあらゆる種類の欲望が自動的に生まれてきて、それに引きずられて、欲望という主人にこき使われて奴隷のように働かされている自分に気づくのです。

ポイントは二つです。
一つ目は欲望が次々に自動発生していること。
二つ目は自分がその欲望の奴隷になっていること。自分が欲望の主人になっていないこと。

欲望そのものは良くも悪くもないのです。
それはStart up energyです。
何か事を始めようとする時に発動するエネルギーです。ブッダだって、「苦しみから脱したい。」という欲望を最初に発したから、ついには悟りを得ることになったのです。欲望を抱かなかったら悟りを得ることはできなかったのです。だから、欲望そのものは人間が自分をより良い状態に持っていく上で絶対に必要なエネルギーです。皆さんがファーストアセンションしたいと欲望を抱くのは健全なことなのです。
ここは間違わないでください。欲望を抱くこと自体は健全なことなのです。

では、何がいけないのか?
それは、欲望を制御できていないことです。
欲望が次から次へと湧いてきて、それに引きずられていること。
自分が欲望の主人ではなく奴隷になっていることが問題なのです。
だから、日頃から自分の心を観察して、主体的な気づきの状態を確立することが重要なのです。
気づきさえすれば、欲望の発生にすぐ気づきます。
そうすれば、欲望の制御ができるのです。
欲望の主人になれるのです。
こうしていると不思議なことに、欲望も次から次へと勝手に湧いてこなくなります。
自分が必要だと思った時だけ欲望が発生するようになります。

戒律に基づく生活をするということは、心の暴走に気づき、心の暴走に少しずつ制限を加えていくという作業なのです。
後で解説することになると思いますが、仏道で悟りを得るにはヴィパッサナー瞑想(気づきの瞑想)を実践するしかありません。
この気づきの瞑想をやり易くするために、心の動きをある程度抑えておく必要があるのです。
そのためのメソッドとして、ここで紹介した戒律を守るという作業と、サマタ瞑想を行うという作業が入って来るのです。
サマタ瞑想は後で出てくると思いますので、心の隅にこの言葉を置いておいてください。

今日のおさらいです。
日頃から心の観察を心がけてください。
日常生活に制限を加えて、自分が欲望の奴隷であることに気づいてください。
欲望を少しずつ抑えていく感覚、無理強いではなく、心の観察により無理なくそれを弱めていく感覚をつかんでください。

本日はこの辺で!

Victory of the Light!

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