フルフォードレポート【日本語版】2022.9.19
拡大する上海協力機構と孤立する西側欧米諸国
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≪2022/09/19 VOL671≫
先週15・16日、ウズベキスタンで上海協力機構(以下、SCO)の首脳会議が開催された。その様子は終始、西側欧米の孤立を印象づけるものだった。
今回のSCO首脳会議にはロシアのプーチン大統領や中国の習近平国家主席、インドのモディ首相など、ユーラシア地域を中心に計14ヵ国の首脳が集結。
閉幕時にはアメリカを筆頭とする欧米主導の世界秩序に対抗して「多極的世界秩序」の文言が共同宣言に盛り込まれた。
これについては、15日に行われた中露首脳会談でもプーチンが以下のとおり発言している。
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Attempts to create a unipolar world have recently taken an absolutely ugly
shape and are absolutely unacceptable to the overwhelming number of
states on the planet.
一極世界を作ろうとする試みは、最近まったく醜い形をとっており、地球上の
圧倒的多数の国がそれを完全に拒否している。
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それを受けて、習近平も「激変する世界で、中国はロシアとともに大国の模範を示し、主導的役割を果たす用意が出来ている」と応じている。
【 拡大する上海協力機構 】
さらに注視すべきは、NATO同盟の中でアメリカに次ぐ軍事力を誇るトルコがSCOへの正式加盟を希望していること。他にも多くの国々がSCOへの参加
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