フルフォードレポート【日本語版】2023.8.7 オクタゴン・グループと欧米の世界支配体制の崩壊

フルフォードレポート【日本語版】2023.8.7

オクタゴン・グループと欧米の世界支配体制の崩壊
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≪2023/08/07 VOL713≫

http://benjaminfulford.jp

今年6月27~29日に中国・天津で開催された「第14回夏季ダボス会議」において、スイスの大統領アラン・ベルセ(Alain Berset)は「今、世界の戦後体制が最大の危機に直面している」と語った。しかし、それは戦後体制の危機というより「約300年間つづいた欧米の世界支配体制の危機」と言った方が正しい。

現実問題として、実際の経済活動や生活実感に近い購買力平価(PPP)をベースにGDPを算定すると、BRICSの5カ国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)が世界GDPに占める割合は2022年に31.59%に達し、既にG7(日本、アメリカ、イギリス、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア)の30.39%を超えている。
https://timesofindia.indiatimes.com/blogs/economic-policy/how-brics-countries-have-overtaken-the-g7-in-gdp-based-on-ppps/

また「発展途上国」と「先進国」という括りで世界経済を見ても、2022年のGDP(PPPベース)のシェアは「発展途上国58.88%:先進国41.12%」であり、長らく続いた欧米主導の世界体制の崩壊を如実に表している。
https://www.imf.org/external/datamapper/PPPSH@WEO/OEMDC/ADVEC/WEOWORLD

 

【 オクタゴン・グループ 】

戦後の国際体制の枠組みは第二次世界大戦の戦勝国によってつくられた。
まず、拒否権を持つ国連安保理の常任理事国はイギリス、フランス、アメリカ、ロシア、中国の5カ国。その5つの中で非欧米国家は1つしかない。あとの

 

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