フルフォードレポート【日本語版】2022.12.5
アメリカの崩壊を見据えた国際交渉が活発化している
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≪2022/12/05 VOL681≫
世界の戦後体制の崩壊が止まらない。特にアメリカは金融経済や社会システムが、既に維持不可能な領域に突入している。
【 アメリカの衰退と堕落 】
たとえば年末商戦まっただ中の今、盗難や万引き被害の損失によりアメリカの多くの小売業者が廃業に追い込まれている。近年、この問題は急速に深刻化していて、アメリカではORC(Organized Retail Crimeの略=小売店に対する組織的犯罪)という新しい用語まで生まれた。これは「集団で小売店を狙い、大量に商品を奪ってオンラインやフリーマーケットで売りさばく…」といった。
犯罪のことで、アメリカでは既に数十億ドル規模のビジネスになっている。
この状況を受けてアメリカの論客:マイケル・スナイダー(Michael Snyder)は以下のように述べている。
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Right now, retail theft is happening from coast to coast on a scale
that we have never seen in our entire history.・・・(中略)・・・
The thin veneer of civilization that we all depend upon on a daily
basis is rapidly disappearing・・・
今、小売店の盗難は史上類を見ない規模で全米に広がっている・・・
私たちが日常的に依存している文明のメッキが急速に剥がれつつある・・・
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しかも、そうした問題は小売店に対してだけではない。
たとえば今、イリノイ州のシカゴでは1日に約100台の自動車が盗難に遭って
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