フルフォードレポート【日本語版】2021.10.25
ドイツ連銀総裁の辞任と弱体化する欧米の旧権力体制
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≪2021/10/25 VOL628≫
先週20日、ドイツ連邦銀行（中央銀行）のイェンス・ワイトマン総裁が5年の任期を残して突然12月31日付で辞任すると発表した。
ドイツでは9月9日に財務省と法務省が、また先週20日にはドイツを含む欧州各地で46のビルや住宅が、それぞれ金融絡みの疑惑で当局に家宅捜査されている。
CIA筋は「ワイトマンの辞任劇がそのすぐ後に起きたことは偶然ではない」と伝えている。また、こうした取締りの動きはアンゲラ・メルケルが首相を退任することによって、ようやく可能になったのだという。
【 EU体制の綻び 】
ドイツ警察の発表によると、先週20日に行われた家宅捜査の狙いは欧州各地に点在するイタリアのマフィア：ンドランゲタ（’Ndrangheta）を追い込むことだったという。
https://www.reuters.com/world/europe/german-prosecutors-search-ministries-over-money-laundering-probe-2021-09-09/?utm_source=reddit.com
https://english.alarabiya.net/News/world/2021/10/20/Police-raid-homes-businesses-across-Germany-Italy-Bulgaria-in-Italian-mafia-probe
カラブリア半島を拠点とするンドランゲタがP2フリーメーソン（P3の前身）に協力をして日本に対する311テロ攻撃に加担していた、という情報はかなり当初から伝えられていた。
つまり、これら一連の動きは既存の欧米権力体制の中枢でさらなる地殻変動が起きたことを示している。ワイトマン総裁も辞任発表の際の声明文で「EUの欧州中央銀行（ECB）の監督体制が完全に新しくなった」と明言、さらには
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