フルフォードレポート【日本語版】2023.8.28
アメリカ金融経済の崩壊とロシアの動き
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≪2023/08/28 VOL716≫
現在、欧米権力の最高峰にいるエリートたちがBRICSとの交渉を試みているのだが、全く相手にされていない。たとえば、フランスのマクロン大統領が先週22日に開かれたBRICS首脳会議に参加の意思を表明していたのだが、あっさり断られている。
この欧米勢の動きの背景にあるのは「ウクライナでの敗北」と「欧米(特にアメリカ)で起きている社会秩序の崩壊」だ。しかしロシア政府は、彼らには今まで何度も約束を反故にされてきたため「現時点では交渉をする意味がない」と考えている。FSB筋によると、ロシアはFRBおよびアメリカの既存体制が崩壊するまで欧米勢との対立姿勢を緩めるつもりはないという。
【 ロシアの動き 】
ダグラス・マクレガー(米軍退役大佐)など複数の米軍関係筋によると、現在ロシア軍は黒海沿いのオデッサに向かって進軍している。しかも、そのロシアの進軍を止めようという西側欧米勢の動きは全く見られないのだという。
ロシアは欧米勢に対して旧ユーゴスラビア(1991年に始まったアメリカの解体工作により7つに分断され、現在も欧米勢の影響下に置かれている)の“敵討ち”をするつもりであり、最終的にはヨーロッパ南東部のセルビアまで軍を進める予定だという。
マクレガー氏によると、仮にNATO軍が本気を出して戦っても確実に全面敗北
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