ファーストアセンショナーへの道 仏弟子の方法論その19 監獄システムに気づく

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ファーストアセンショナーへの道 仏弟子の方法論その19 監獄システムに気づく

イシュター・アンタレス著「意識の量子飛躍11:11アンタリオン転換」によると、イベント後にまずアセンションのファーストウェーブが起きるとされます。このアセンションのファーストウェーブを起こすにはアセンションへの準備が整っている1,000〜2,000人のボランティアが必要とされます。

当然、自らの内に大量のネガティブエネルギーを抱えている状況では波動が重過ぎ、ファーストアセンションは困難です。自らの内のネガティブエネルギーを一掃し、光の存在としての準備が整っている必要があります。

ブッダは自らの内のネガティブエネルギー(煩悩)を一掃して悟りを得た存在(アセンデッドマスター)に至る方法を見出し、アセンデッドマスターとなりました。そして、悟りに至る道を体系化してその方法論を仏弟子たちに伝えました。

本連載では、ファーストアセンショナーを目指すみなさんに、ミャンマーの仏弟子ウ・ジョーティカ氏が記述した悟りに至る方法を紹介し、皆さんの内のネガティブエネルギーを一掃するお手伝いをしたいと思います。

第十九回のテーマは監獄システムに気づくです。以下に、ウ・ジョーティカ氏の文章を引用します。

私はベニヤ板を一枚手に入れて、そこに丸い穴を開け、窓に貼り付けました。そしてその穴を見つめ、これは穴であると観想する。ただその穴に心に留めて、そこには何もないと考えるのです。
それは涅槃に似てはいますが、別のものです。あなたはただ「無」を見つめ、その観念を心に留めようとしているだけなのです。あなたは「無」を思考している。
現実に関する深い洞察を育みたいなら、現実に触れていなくてはなりません。
ただ実のところ私たちは、常に現実に触れている。常にです。
しかし私たちはその現実を観念に変えてしまう。
私たちはいつも、現実を観念に変換し続けているのです。
(ウ・ジョーティカ著、魚川祐司訳「自由への旅「マインドフル瞑想」実践講義」新潮社の108~109ージより抜粋して引用)

ウジョーティカさんは前回は触覚という五感の一種に概念化現象が絡まって過去に囚われた認識が現れてくる様子を説明してましたが、今回はもう一段レベルアップします。
ここでは概念化自体を扱っています。
「無」を対象に瞑想するのですから、「無」を直に体験できると思うでしょ?そうは問屋がおろさないんですね。
「無」を対象に瞑想しているということは自分の外側の何かを相手にしているということなんです。外側の何かを相手にしている限りそれは「概念」なんです。

何を対象にしようとも、「神」を対象にしようとも「無」を対象としようとも「きれいなお姉さん」を対象としようとも「女神のエネルギー」を対象としようとも、それは「概念」なのです。過去に囚われた監獄状態での認識なのです。

外側の対象を観想した時に「概念」が起こることに気づいた時、「無」を観想した時にさえ、それが外側にある限り「概念:が起こることに気づいた時、あなたはあなたの内側にあなたの心の中に何かが起こっていることに気づくのです。

そしてあなたの関心はあなたの「内側」に向かっていくのです。

こうしてあなたの観想は呼吸を観想した身随観、接触の感覚や五感を越えた直の概念化感覚を観想した受随観を卒業し、心や意識そのものを対象とする心随観に移っていきます。

あなたの心の闇、意識の闇を打破すべく、旅路が深まっていくのです。罠を見切る準備が整っていきます。

Victory of the Light!

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