フルフォードレポート【日本語版】2023.12.4 国際社会に生じる地殻変動と権力構造

フルフォードレポート【日本語版】2023.12.4

国際社会に生じる地殻変動と権力構造の変化
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≪2023/12/04 VOL729≫

http://benjaminfulford.jp/

世界の政財界に歴史的な地殻変動が生じている。約300年間つづいた欧米の世界支配が終わり、新たに「緩やかに連帯する多極的な国際体制」の構築に向けて世界が大きく動き出そうとしているのだ。そして今、その地殻変動の波が既存の国際秩序に目に見える形で様々な異変をもたらしている。

 

【 世界の異変 】

現在、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開かれている(11月30日~12月12日)「国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)」も、その異変を感じさせる事象の1つだ。この会議には約130の国や地域の代表および7万人の世界の要人が集まった。「二酸化炭素による地球温暖化」に対して兆ドル単位の大規模プロジェクトが発表されるだろうと予想されていたからだ。しかし蓋を開けてみると、わずか数千万ドルの資金しか拠出されていなかった。

それに対して10月に開かれていた「一帯一路・国際協力サミットフォーラム」には151ヵ国の代表が集まり、少なくとも972億ドル相当の資金が動いた。
ただ、この一帯一路の構想も「失速している」との指摘が明らかに増えてきている。
https://www.euronews.com/business/2023/10/18/china-announces-billions-in-investments-in-developing-countries-and-pledges-market-opening

こうして東西ともに動きが停滞している理由は世界金融システムの頂点が交代したからだ。なお、新しいトップは欧米人ではなくアジア人だとアジアの結社筋は伝えている。

 

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